ChromeOSがセキュアな理由①データ保存領域の使い方

先日、急遽WindowsPCが1台必要になりました。
ほとんどの業務はChromePCで可能とはいえ、Salesforceでデータの一括更新を行うためのツールであるDataloaderや、WEBサイトの更新に必要なツールは対応しておらず、引き続きWindowsPCを使用しています。
WindowsPCの在庫がなかったため、CloudReady化して使用していなかったPCをWindowsPCに戻すことにしました。

OSをインストールするときに、どのドライブにインストールするか聞かれるのですが、そのとき初めてChromeOS化されたPCのデータ領域を見ることに。
通常ChromeOSでは端末にデータ保存することもなく、データ領域って意識することがないので。

そうしたら、ビックリ!なんとパーティションが30個弱(正確に覚えていなくてすみません、たぶん27,8程度です)
WindowsPCではありえないですよね。
えええええええなんで??????

って思ったあとに、ピンと来たことがありました。
あ、これがChromeOSのセキュアなところだ。

OSはユーザーが触れない領域にある、とか、アプリケーションは独自のエリアで動く、とか、ユーザーごとに独立してデータを保持する(ファイルはなくてもCookieやキャッシュは残りますからね)とか、知識としては聞いたことがあったんですけど。
なるほど、こうやってパーティション区切って管理してるのか、と実感するにいたりました。
せっかくなので、写真を撮っておけば良かったです。

その後、パーティションを全て削除してWindowsOSをインストールし、問題なく利用可能となりました。

ChromeOSのセキュアなところは、もちろんこれだけではありません。

  • 端末に保存されたデータは全て暗号化
  • 電源を入れると同時に自動でOSアップデート

など安心して利用できる設計になっています。

ただし、端末がセキュアでも、データ保管や利用サービスがセキュアでなければセキュアな環境は構築できません。
コトラでは「情報は一元管理で共有するもの」というルールに則り、誰もがアクセスできる形でデータを保管していますが、その保管サービスもセキュアであるものを選択しています。


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この記事を書いた人

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堀 知恵美

システム会社で証券会社向けシステム開発に従事し、要件定義から設計、プログラミング、総合テスト、納品、保守までの全工程を経験。その後、コンサル会社にて証券会社向けシステム営業としてシステムのインストラクション等に従事。
現在は、コトラでシステム担当としてSalesforceやWEBシステムを中心としたシステム全般の改善を担当。